DX
代表メッセージ
未来を拓く、髙梨製作所のDX
昭和45年の創業以来、私たち髙梨製作所はプラスチック成形のプロフェッショナルとして、常に時代の変化を先取りし、お客様の期待を超える価値を追求してまいりました。
今、世界は「IoT」「AI」「ビッグデータ」といったデジタル技術が産業のあり方を根本から変える、まさにDX(デジタルトランスフォーメーション)の時代を迎えています。この大きな変革の波を、私たちは未来を切り拓く絶好の機会と捉えています。
最先端テクノロジーを積極的に採り入れ、長年培ってきたモノづくりの知恵と融合させることで、製造プロセスの革新はもちろんのこと、お客様一人ひとりのニーズに、より迅速かつ的確にお応えできる体制を構築します。そして、高品質な製品・サービスを通じてお客様のビジネスの成功に貢献するとともに、地域社会の持続的な発展にも力を尽くしてまいります。
髙梨製作所のDXにご期待ください。
代表取締役 髙梨健一
DX戦略
なぜDXに取り組むのか
グローバル競争の激化、国内の労働人口減少、そして日々高度化・多様化するお客様のご要望。私たちを取り巻く環境が大きく変化する中で、従来の延長線上ではない、新たな挑戦が不可欠です。
髙梨製作所は、これらの課題を克服し、これからもお客様に選ばれ続ける企業であるために、DXを経営戦略の中核に据え、全社一丸となって推進しています。
DXで目指す姿
私たちがDXで目指すのは、単なるデジタル技術の導入ではありません。お客様の期待を超える「品質」「効率」「付加価値」を追求し、「データ」に基づいた的確な意思決定によって、持続可能な成長と社会への貢献を実現する、未来基準のモノづくりです。
DX推進の基本原則
- デジタルファースト: あらゆる業務プロセスにおいて、デジタル技術の活用を第一に検討し、変革を加速します。
- データ駆動型: 収集・蓄積されたデータを最大限に活用し、客観的な事実に基づいた意思決定と継続的な改善サイクルを確立します。
- 共創と協調: 社内外の知見を結集し、お客様やパートナー企業様と共に新たな価値を創造します。
DX方策
私たちは、DXを通じて以下のような価値をお客様と社会に提供してまいります。
製造現場の革新
- リアルタイム生産管理システムの活用: 全社員がノートPC・タブレットPCに加え、支給されたスマートフォンからも生産システムにアクセス。生産進捗、設備稼働状況をリアルタイムに把握し共有することで、場所を選ばない迅速な情報確認・指示が可能となり、リードタイムの短縮と安定した高品質生産を実現しています。
- IoTとビッグデータによる「匠の技」のデータ化: 生産設備のIoT化により、温度・湿度といった環境データや製造条件データをリアルタイムに収集・蓄積。従来、熟練技術者の経験や勘に頼っていた部分を「ビッグデータ」として分析・活用することで、不良発生の予兆検知や最適な製造条件の自動調整など、データドリブンな生産体制を確立し、品質の更なる向上と生産性の最大化を目指します。
- ペーパーレス化と情報共有の迅速化: グループウェアの活用により、伝達ミスや漏れを大幅に削減。社内サーバーを通じたデータ共有により、紙の使用量を削減し、環境負荷低減にも貢献しながら、業務効率を飛躍的に向上させています。
お客様への提供価値向上
- AIチャットボットによる24時間お問い合わせ対応: お客様からのご質問やご相談に対し、AIチャットボットが24時間365日、迅速に対応。お客様をお待たせすることなく、初期対応の効率化と顧客満足度の向上を図ります。
- RPA活用による間接業務の自動化と効率化: 電子帳簿処理などの定型業務にRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入。限られた人的リソースをより付加価値の高い業務へシフトさせ、お客様へのサービス提供に注力できる体制を構築しています。
現場起点のDXソリューション開発と展開
- 業務効率を追求した自社開発アプリ: 日々の業務から生まれる「もっとこうしたい」という現場の声を起点に、業務効率化や生産性向上に資する専用アプリケーションを自社で開発しています。これにより、現場のニーズに即した、きめ細やかで使いやすいDX環境を構築しています。
- 社外にも展開する髙梨製作所の技術力: 開発したアプリの一部は、その実用性と効果が認められ、社外へも販売・提供しています。これは、私たちのDXへの取り組みが、自社内にとどまらず、広く産業界にも貢献できる技術力を伴っていることの証左であると考えています。
DX推進体制

- 専門組織「DX推進部門」の設置: DX戦略の策定、最新技術の導入推進、各部門のDX支援を担う専門部署を設置。全社横断的なDXをリードしています。今後も継続的に専門人材の確保に努めます。
- 全社員DX人財化への挑戦: 「全社員がDX人財」となることを目指し、DX推進部門が主導する全社的なDX研修を定期的に実施。社員一人ひとりのデジタルリテラシーとDXマインドの向上を図っています。さらに、DX関連資格の取得支援や専門知識習得のための外部研修参加など、学び続ける社員を積極的にサポートします。
- 進化し続けるDX推進環境: 主要な製造機械のIoT化とリアルタイム監視システム、これらを支える基幹システムは既に構築済みです。全社員へのノートPC・タブレットPC、そしてスマートフォンの支給により、誰もがリアルタイムデータにアクセスし活用できる環境を整備。今後も製造機械以外のIoT化を進めるなど、DX関連設備への戦略的投資を継続していきます。
DX達成状況の指標
髙梨製作所のDXは、具体的な目標と客観的な評価に基づいて推進されています。
進捗管理と継続的改善
毎月1回「DX推進会議」を開催し、各部門のDX進捗状況や課題を共有。全社一丸となって目標達成に向けた改善活動に取り組んでいます。
DX推進の主な評価指標
- 直接部門: 機械のIoT化率、データ検索時間、特定検査の所要時間、製品梱包時間など
- 間接部門: PC等への手入力時間、問い合わせ対応時間など
- 全部門共通: 紙の使用量削減、情報伝達のミス・漏れ件数削減、情報伝達の所要時間短縮など
DXの知見共有と業界・地域への貢献
私たちは、自社のDX推進で得た知見やノウハウを、セミナーへの登壇やDX関連コラム・メディアからの取材対応などを通じて、社外へも積極的に発信しています。これにより、業界全体のDX推進や地域社会の活性化に貢献することを目指しています。
情報セキュリティ基本方針
2023年6月23日に情報セキュリティー基本方針の策定を行いました。
詳細は下記URLからご確認ください。
SECURITY ACTION 二つ星を宣言しました
株式会社 髙梨製作所は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が創設した「SECURITY ACTION」において、SECURITY ACTION 二つ星を宣言しました。
SECURITY ACTION について、詳しくは下記URLをご確認ください。
https://www.ipa.go.jp/security/security-action/sa/index.html

DX認定事業者
株式会社髙梨製作所は、2023年9月1日付で経済産業省が定める「DX認定事業者」(外部サイトへリンク)に認定されました。
弊社の認定取得は山形県内では8企業目となります。
これからDX認定事業者として、より一層DXの活動に注力して行きます。

DXセレクション2024 優良事例企業
経済産業省が主催する「DXセレクション2024」(外部サイトへリンク)にて優良事例企業に選定されました。
TOHOKU DX大賞2024 優秀賞
東北経済産業局が主催する「TOHOKU DX 大賞2024」(外部サイトへリンク)にて優秀賞を受賞致しました。
J-Net21 中小企業とDX
独立行政法人 中小企業基盤整備機構が運営を行う「J-Net21 中小企業とDX」(外部サイトへリンク)内で弊社の取組みについて記事を公開いただいております。